2017/01/14

最新のIMMポジションから、 2017年1月14日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2017年1月14日(土曜)

引き続き7通貨全てで、ネット・ショートポジションが続く傾向は変わらず、円のショートは2週連続で微減中。

IMM通貨先物の最新データから(集計日が1月10日)。7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネットショート・ポジションは-251,482と前週から2,059と若干ながらショートは減少。

12月13日の-260,671コントラクトをピークに、季節的な要因でショートの拡大傾向は収まっているが、20万台を7週間連続で維持しており、通貨安=ドル高センチメントの大きな変化は見られない。

円はのショートポジションは、、12月27日の週に-87,009を直近のピークに、1月3日=-86,764、1月10日=-79,839と、若干ながら減少している。ただし、昨年11月29日に47週と長期間続いた円ロングから円ショートに変化した流れの変化につながっている可能性はまだ低いと考えられる。

その前に47週間続いた円ロング時の最大ポジションは+71,870コントラクトにとどまり、ここ1か月間の市場のセンチメントの変化は、いかに急激だったことかを物語っている。

直近の円高傾向は、円高への始まりというより、FOMCの利上げから続い円ショートが調整局面の動きのように思われる。

ユーロは、今回のステージでは昨年11月1日の-137,385をショートのピークにし、先週13日のデータでは-65,823まで低下している。市場のユーロ先安センチメントに関わらず、ショートポジションは減少し、ユーロの先安期待感は数字上ではそれほど強くはない。

ポンドは、今回のステージjでは昨年11月1日のショート-137,385をピークに、13日のデータでは-65,823まで低下し、ユーロと同じく、英国のEU離脱開始の条件となるリスボン条約の発動を巡る不透明感や、ハードブレグジットのリスクにもかかわらず、ショートポジションの減少傾向が続いている。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※